アイヌ語監修者の「アイヌ文化で読み解く『ゴールデンカム』」読感想
アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」 を読みましたので軽く感想をば~~。
17巻感想はこちら。
表紙はアシリパさん。
他にも野田先生書き下ろし漫画ものっています。
サイズは文庫本程度。
てっきりファンブックくらいのサイズかと思っていましたが、けっこう小さめでした。
これなら旅行のときの相方にいいかも。
この本不思議なことにカバーが2枚ついてるんですよね~
初回限定?それとも仕様?どっちかわかりませんが・・・
アシリパさんのカバーと一般的なカバーの2種類あります。
漫画キャラが表紙の本は恥ずかしい・・・って人にも優しい仕様ですね。
アイヌ料理のレシピやインカラマッちゃんの能力について、いろいろな話がのっています。
家庭でもできるアイヌ料理のところ面白かったな~
あとインカラマッちゃんについて。
彼女の占いは本物か否か。について書かれています。
これはけっこう参考になりました。彼女の能力は作中でもなかなかハッキリと明かされず謎が多かったけど納得の考察でした。
合間合間にコミックのイラストが挿絵として入ってるのもいい。
ゴールデンカムイなどなどがアイヌブームを引き起こしてる、というような内容も。
興味を持つことが文化の現存につながる、っていいセリフだな~たしかにそのとおりです。
今はアイヌ言語討論みたいなのも開催されてるんですね!
アイヌ言語はなくなってしまう可能性のある言語の1つらしいので、なくならず残ってほしいな。
あと個人的にすごくよかったのはアシリパさんの1巻からのフラグって話。
へ~~~~~~ってなりました。
小樽総合博物館に行って見に行きたくなりました。
野田先生はやはり綿密な情報収集とストーリーの組み立て能力が素晴らしいですね!と改めて実感。
ゴールデンカムイ好きにはオススメの本ですね~~これは。
難しいところも多々ありますが、基本的には読みやすい文でスラスラ読めます。
ただ一番の注意ポイントが(現時点で)コミック未掲載部分のネタバレがのってしまってたことです。
コミック派のわたしはちょっとダメージ受けました。しかも物語的にかな~~~り重要な部分でした。
ネタバレ絶対NGの方はしばらくたってからの購入をおすすめします。