悪魔と少女のお話「この愛は、異端。」3巻感想
森山 絵凪先生「この愛は、異端。」3巻感想
12/5発売の3巻感想をまとめました。
※ネタバレ注意。
ざっくりあらすじ。
主人公・四宮 淑乃(しのみや よしの)。
父母が事故で亡くなり、親戚の家をたらいまわしにされることに。そのたびにいろいろな人に貞操を狙われ、生きることをあきらめ自殺しようとするが不思議な力で止められてしまう。
立ち寄った古本屋で不思議な真っ黒な本を見つけるとなんとそれは「悪魔を召喚する魔術書」。藁にも縋る思いで召喚してしまうが、悪魔の要求する対価は「肉体か魂」。
なんやかんやで対価を最低月に一度体に触れるだけとして、悪魔と一緒に暮らすことにした・・・
(ざっくりしすぎですがここらへんは読んだ方が面白いので・・・)
ちなみにニコニコ静画で一部無料で読めます。
「この愛は、異端。」の見どころ
この作品はよくネットの広告で見かけますよね~わたしもネット広告で見たのをきっかけに読み始めました。
やっぱり目を引くのは「絵の綺麗さ」。カラーのイラストもそうですが、漫画の絵もすごく書き込まれていてキレイです。
表紙にひかれて購入した方も多いのではないでしょうか。
主人公・よしのはアホかわいいナイスバディの女の子です。
お相手はバアルことベリアルという悪魔。ま~~1話の時点でベリアルとくっつくんだろうな~とは思っていました。契約の時点で妥協案出してるし。
ベリアルの「お前が泣くから・・・」のシーン最高に好き。父性があふれてる。
にしてもこの作中の長髪キャラはみんな髪の毛がすごく丁寧に細かく描かれています。
サラサラなんですよね~よしのも本体ベリアルも。作画の情熱を感じる。
ヤングアニマル掲載とだけあって内容はやはりそういった耽美なシーンも多いです。
よしのが対価を支払うシーンとかね。小さい子には見せられない。
最初はおおっと思いましたがだんだん読むにつられ悪魔体ベリアルに愛着がわいてくるのもまたいい。
ベリアルがとにかく一途で健気なんですよね~~
よしのを助けるために死にかけたり、よしののために苦手な料理を練習したりとなんやかんやいじましい。
だけど欲望に忠実でダメな大人感があるのもまた魅力的。よしののパンツ拾ってるシーンとか。(パンツといえばオマケページの「この娘は~」のシーンが大好き。ベリアルのたまにでるよしのに対する暴言がツボ)
3巻では第一部完。ということで話が大きくすすみました。
悪魔と人間の間に子供作れるんですね~~しかも生まれてくるのは子供。
地獄式婚姻届けまであるなんておもしろい。悪魔同士でも使うのでしょうか。
よしのの夢である「子供を産んで家庭を作りたい」という夢もかなえられるわけですね。
3巻の戦闘シーンはすごかったな~描写がもう、ドキドキハラハラ。
ベリアルも死にかけてもよしのを守ろうとするシーンはホロリときました。
よしのが1人で健気でがんばるシーンもまたいい。
そして唐突に挟まれる新居ギャグの落差もまたいい。森山先生の描くよしののナンダコイツ・・・みたいな表情のシーンいつも笑います。
よしの母も言っていますが、この先困難が降りかかるのでしょうね。
悪魔と人が結婚するということは思いもよらないことが起きるんでしょう。
なんとか2人で協力して立ち向かっていってほしいですね。
次の巻も楽しみです。